
令和10年度(2028年度)から、大阪府公立高校の入試制度が大きく変わる?
受験機会が一本化?入試日程だけではない変更点
学力検査の問題構成も変更!早めの準備が大切です
現在の中学2年生以降のお子さまが対象となるこの制度改革は、「特別選抜と一般選抜の一本化」や「学校特色枠の新設」など、これまでの入試とは大きく異なる内容です
1. 特別選抜と一般選抜が一本化
これまで大阪府公立高校では、2月に特別選抜、3月に一般選抜が実施されていました。
令和10年度からは、この2つの入試が一本化され、すべての高校が同じ時期に「一般入学者選抜」として実施されます。
2. 「学校特色枠」が新設される
今回の改革で最も注目されるのが、「学校特色枠」の導入です。
各高校が「こんな生徒に入学してほしい」という求める生徒像を設定し、その基準に基づいて募集定員の一部(原則50%以下)を選抜します。
学校によっては、
- 面接
- プレゼンテーション
- 作文
- 実技
- 資格
- 調査書
- 学力検査
などを組み合わせて評価する予定です。
つまり、「学力だけ」ではなく、高校との相性や個性も評価される時代になります。
3. 特色枠で不合格でも一般枠で再判定
学校特色枠で選ばれなかった場合でも、一般枠で再度合否判定が行われます。
一度不合格になった時点で受験が終わるわけではないため、受験生にも安心できる仕組みとなっています。
4. 条件付きで第2志望制度が導入
これまで大阪府公立高校は、原則として第1志望のみの出願でした。
新制度では、第1志望校が不合格だった場合、定員に空きがある高校に限り、第2志望校として判定される制度が導入されます。
受験の選択肢が広がる一方で、出願戦略もより重要になります。

5. 同じ高校内で複数学科を志望できる
普通科と専門学科を設置している高校では、
- 第1志望学科:普通科
- 第2志望学科:国際教養科
といったように、同じ高校内で複数学科を志望できるようになります。
より柔軟な受験が可能になる点も、大きな変更点の一つです。
6. 学力検査の問題構成も変更
これまでのA問題・B問題・C問題は、それぞれ異なる問題が作成されていました。
新制度では、
- 共通問題
- 学校ごとの難易度に応じた問題
「A問題(基礎+共通)」「B問題(標準+共通)」「C問題(発展+共通)」
という構成に変更されます。
基礎学力を共通問題で確認し、それぞれの高校に応じた問題で学力を測る仕組みになります。
第2志望校は、共通問題のみの点数で合否を判定します。
7. 自己申告書は廃止へ
現在提出している自己申告書は廃止されます。
その代わりに、学校特色枠で実施される面接やプレゼンテーション、作文などを通して、生徒一人ひとりの人物像や意欲を評価する方向へ変わります。
今後の受験で重要になるポイント
制度が変わっても、学力はもちろん大切です。
しかし、それと同じくらい重要になるのが「早めの準備」です。
特に意識したいポイントは次のとおりです。
- 定期テスト対策をしっかり行う
- 内申点を積み重ねる
- 英検などの資格取得に挑戦する
- 面接や作文などの表現力を身につける
- 志望校について早い段階から調べる
高校ごとに評価方法が異なるため、「どの高校を目指すか」を早めに決めることが、これまで以上に重要になります。
まとめ
これまでのように「学力検査で高得点を取れば合格できる」という考え方だけではなく、学校ごとの特色や求める生徒像を理解し、自分に合った志望校を選ぶことが大切です。
どの高校がどのような選抜方法を採用するのかは学校ごとに異なるため、「何を準備すればよいのか分からない」という不安を感じることもあると思います。
普段の定期テスト対策や内申点の積み重ねはもちろん、一人ひとりの志望校に合わせた受験戦略がこれまで以上に重要になります。
制度が変わる今だからこそ、周りより一歩早く準備を始めることが、志望校合格への大きなアドバンテージになります。受験直前になって慌てるのではなく、今できることを一つずつ積み重ね、自信を持って新しい入試制度に臨みましょう。


